【映画】がっつりネタバレする「ゲキ×シネ 髑髏城の七人 上弦の月」感想

どうも、あぐです。
すみません、お久しぶりすぎました。
気がつけば季節は秋で、雪虫が飛ぶくらいの寒さになってまいりました。
もうちょっと更新頻度上げていきたいなぁ…!(願望)

さて、今回は映画の感想です。
そもそも「ゲキ×シネ」って何??「髑髏城の七人」って作品名???という方もおられるかもしれません。
そんなわけで、前半はネタバレなしの概要・後半は感想といった具合に分けて書いていこうと思います。
作品については知っているからいいよ!という方は感想からどうぞ。
いつも通り、見出しで区切ってまいりますので参考にしてくださいませ。

では、いざ登城!

ゲキ×シネとは

あんまり聞きなれない言葉ですよね。
シネとか入ってるしなんか怖い…と感じた方もいらっしゃるかもしれません。

私も最初はなんだろう?と思いましたが、
「ゲキ=演劇」と「シネ=シネマ」のコラボレーションという意味です。
端的に言ってしまえば、元々は演劇だけど映画館で観るために特別な編集を施した映像作品だよ!という感じです。

例えば、コンサートや演劇は遠くて現地に観に行けない!という時の手段として「ライブビューイング」がありますね。(以下、ライビュ)
ライビュは生放送を映画館で観るといった感じで、編集はなくカメラで撮影されたものを遠隔でそのまま見ている状態です。

対してゲキ×シネは複数のカメラで撮影したものを編集しており、俳優さんの表情がアップで見られる・何回も行われる公演の中でベストな瞬間を選んでいるのでクオリティが高い・実際に映画を観ているようなテンポの良さ…といった色々な利点があります。

言葉で説明するよりは、実際に体験する方が早いと思います。
公式サイトにも解説ページがありますので、URLを貼っておきます。
イメージがつきにくい場合は、参考にしてみてください。

http://www.geki-cine.jp/about/

髑髏城の七人とは

「髑髏城の七人」は劇団☆新感線における作品(シリーズ)の1つです。
最近話題の「プロメア」で名前を聞いた方も多いと思いますが、
中島かずきさん(作)と、いのうえひでのりさん(演出)のコンビが生み出した作品の1つでもあります。

<作品のポイント>
・1990年の初演から7年ごとに「大元は同じ脚本で、毎回違う俳優さんで」公演が行われている
・お話の舞台は「織田信長の死後、豊臣が天下を取った時代」
・ゲキ×シネでは毎回編集の監督が違うため、シリーズごとに個性が出る

2017年公演の「髑髏城の七人 花・鳥・風・月(上弦/下弦)・極」では各シーズンごとに異なるテーマで1年に渡り公演が行われました。
どこから観ればいいかわからないな…という方は、とりあえず好きな俳優さんがいるからとか、YouTubeで予告を見て刺さりそうなやつみたいな軽いノリで選んでも大丈夫です。笑

こんな方にオススメ!
● 時代劇が好き
● クオリティーの高い殺陣にシビれたい
● 切ないけど重すぎず、笑いもある話が好き
● 刺激をもらって元気になりたい

どこで観られる…?

どうでしょうか、少し興味が湧いてきましたか?
ちょっと気になるなぁとなった時に「じゃあ、どうすれば観られるの?」となりますよね。
少し見づらくて恐縮ですが、まとめてみたので気になる方は以下をご参照ください。

① 劇場に観に行く
全国の映画館で不定期でゲキxシネ版が上映されています。
基本的に1週間限定公開ですが、東京の新宿バルト9等は結構な確率で延長
している印象があります。特別料金で2,000円です。
上映スケジュールはこちら→http://www.geki-cine.jp/schedule/

② WOWOWに加入して観る
番組視聴サービス「WOWOW」で不定期で配信されています。
2019年10月に配信予定の新感線作品→https://www.wowow.co.jp/search/
余談ですが、契約月は無料・翌月から月額2,530円(税込)です。
特徴としてはゲキ×シネ版だけでなくWOWOW版も配信されることがあり、編集の内容が異なるため同じ作品でも違う角度から楽しめるという利点があります。管理人も加入したいです。笑
→加入しました!

追記:12月に、花鳥風月のWOWOW版(ゲキシネじゃない)の一挙放送が決定しました!ヤッタネ!!
「乱鶯」や「阿修羅城の瞳」など髑髏城以外の新感線作品も観られます。
https://www.wowow.co.jp/search/

③ DVDで観る
公式からDVD(もしくはBlu-ray)が発売している作品もあります。
残念ながら髑髏城の最新作である「花鳥風月極」がセットになったBOXは既に予約が締め切られており(完全受注生産)、現在入手する手段がありません…。二次受注おなしゃす…追加受注が決定しました!!(後述)

・1990年(初演):DVDなし
・1997年版・2004年版(アカドクロ/アオドクロ)・2011年版(ワカドクロ):DVDあり
イーオシバイドットコムさんが公式ショップです。
https://www.e-oshibai.com

追記:なんと!!花鳥風月極のBOXの追加受注が決定しました!!!
予約特典がつかない等、変更点はあるようですが「ゲキシネでハマったけど受注終わってた…」って方には朗報ですね。
気になる追加受注の期間は10/28(月)正午〜11/19(火)正午です。
迷ってた方もこの機会に是非…!(当方、イーオシバイさんの回し者ではございません。笑 念のため。)
http://www.e-oshibai.com/special/d7bdbox/sp/

【概要・おまけ】出演している俳優さん

そろそろ「いや、解説なげーよ!」と言われそうですが、概要の最後は出演している俳優さんについてです。
前述しましたが、どれから観ていいかわからないって方は、参考にしてください。
って、途中まで自分で入力してたけど、普通にウィキペディアの方がまとまっていたのでURLを載せます。苦笑

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/髑髏城の七人

ものすごく余談ですが早乙女太一さんの殺陣が速すぎてやばいです。
Twitterでも同じ感想が挙がっていましたが、ほんとに人◯したことないんですかみたいな、はちゃめちゃに失礼な感想が浮かぶほどです。
ほんとすごいです。

【※ここからネタバレ※】上弦の月 感想

ようやく感想です!たいへんお待たせしました。
そして、概要とか言ってまとめてまいりましたが、私は髑髏城に関してはひよっこもひよっこ、かなりのにわかです。
生で観劇にはまだ行ったことがないし、ゲキ×シネも蛮幽鬼と鳥、そして今回の上弦の月しか観れてません!(今後下弦と修羅天魔が地元の映画館に来るため、もちろん観に行きます)
昔から新感線のファンの方や、全作品制覇済みのガチな方からすれば「はあああああ〜〜〜〜〜??」って感じだとは思いますが「ああ、新しい人が沼に落ちてきたのね、まだなにもわかっていないのね…仕方ないわね…」みたいな感じで見守って、色々とご教授いただければ幸いです…。
そしてこれから観るよ!という方は気が向いたら一緒に沼に落ちてください。笑
そしてこのブログでも私のツイッター(@mokor777)でもいいのでコメントいただければ語りに行きますのでよろしくお願いいたします。
感想を一緒に話したいです…!!

えーさて、今回の上弦の月ですが、以前に鳥を観てからの鑑賞で順番としてはいささか不思議な感じになりました。
一番最初に観た天魔王が森山未來さんの「イグザクトリィ!」な天魔王だったので、しばらくイメージを引きずりそう…と思いましたが、早乙女天魔王は開幕からいきなり踊ってくれたので全部吹っ飛びました笑

というか、鳥で「殿の元にいくんだよ」的なセリフを言われた早乙女蘭が、
天魔王の役で舞台に立つって部分に「ひえぇぇぇ」となった私であります。
役が違うと印象も全然違って、改めて役者さんってすごいなぁと感激しました。
髑髏城全般に言えることだと思いますが、元の脚本は同じなのに役者さんの演技や導入、劇中歌(BGMも)違うことによって、すごく新鮮な気持ちで観ることができて、すごく楽しいです。

ここまでの文章でなんとなく伝わってる気もするのですが、推しは蘭兵衛です。
私の好きになる登場人物は大体裏切るし闇堕ちする、みたいなひどい前提がありますが、今回も例に漏れず…でした。苦笑
鳥の時は初髑髏城ということもあり、展開を知らないわけですからなんとなくフラグ立ってんなとか思いつつも、一幕の終わりではまだガツンと来ていなかったのです。

ですがどうでしょう、今回2回目ということでもう髑髏城に向かう蘭兵衛を見送るのが辛い!ほんとつらい!
太夫の「きみ死に給ふことなかれ」も更に拍車をかける!苦笑
めっちゃいい歌ですよね。(デーモン閣下のうた髑髏買いました)
あと何回見送らねばならないのでしょうか。いや好きで観てるんだけども。笑
どっかに蘭兵衛が捨之介をちゃんと待ってて、髑髏城に行かない世界線はないんですかね(拗らせてる)

このシーンに関しては「太夫と蘭兵衛の関係性」も大きく関わってくるポイントだと思いますが、月ではパンフのインタビューで高田さんが「今回の太夫と蘭兵衛は愛だの恋だのという関係じゃなくて」とおっしゃっているので、恋仲ではないという点においては少し辛さ成分が軽減されるのもと思ったけど、青年の時に拾って息子みたいな存在であろうから、それはそれで別ベクトルで辛いじゃんとなったり。(結局つらい)

「昔に戻っちゃいけないよ」と言うシーンでも言い聞かせるように諭すように話していて、蘭兵衛はうんうんと頷いているのも印象的でありました。

いや、うん、さっきから蘭兵衛の話しかしてなくて申し訳ないんだけども、もう少しだけ付き合ってください。苦笑

とにかく…三浦さんの蘭兵衛が…めっちゃ好みです…!
身も蓋もない言い方をするとお顔が好きなんですけれども(鳥の時は早乙女蘭に対しても同じような状態になっていたけど)、それだけじゃなくて勇ましいというか儚さより男っぽさが前面に出てる部分が好きなのかもしれません。
早乙女蘭は儚いわけではないけども、天魔王と並んだ時にどっちかというとポジション的には女性ですよね。
今回それが逆転している部分があるように感じられて、そこが好きなのかもしれないですね。
(同じ理由で2011ワカドクロの「大概にしねぇかてめぇら!」を言う早乙女蘭が見たい)

月の登場シーンでも「いい調子だな、髑髏党…」とか結構オラオラしてそうな雰囲気が好きですね。
「無界の里に境はない…あの世とこの世の、境もな…!」の言い方がもう、どストライクで半分くらい魂が吹っ飛びました。笑

さて、そろそろ蘭兵衛じゃない話もしましょう。苦笑
今回インパクトが大きかったのが捨之介で、いままでは飄々としつつ割とメンタル強目めで根はどしっと構えてるといった印象でしたが、月の捨之介はまだ色々と捨てきれてない感じで。
天魔王のことも「倒す」じゃなくて「止めに行く」なんですよね。
だから結果的に蘭も天も助けられなかった時に、生きることを放棄しようとしてしまう。
その点があるから、逆に霧丸が物語の中で成長して、明日に引っ張っていく流れがすごく活きていると思います。
贋鉄斎にも「あのままじゃまずいな」とか言われていたり。
みんなに支えられて、明日を向く捨之介もよいと思います。
変に悟ってなくて、若くて、人間臭くていいですね。

また、天魔王ですが、鳥で見た時は割と「わけわからん人」みたいな印象だったんですけど(ひどい)月の天は、鎧剥がされた時の演技がすごく人間っぽくて、自分の手で体を隠してぎゅっとしたり、座り込んじゃったり、ああただの一人の人なのだという感覚がすっと入ってきました。

まだ書きたいことはあるのですが、随分ながながとかいてしまいましたので、ここいらでまとめといたしましょう。
月は、2回目というのもあってか物語がすごくわかりやすかったです。
メイン三人の心理描写とか、セリフが細かかった気がして。
観に行った後もずっと余韻が消えず、もういっかい観に行ってしまいました。笑
11月末には下弦が見られるので、その時を楽しみに日々をがんばって過ごそうと思います。(待ちきれなくてうずうずしていますが)

2025年の髑髏城は(もしあれば)かならず現地に行って、生で観劇することが目標です。
いろんな方の感想を拝見して、公演の前半と後半での演技の変化や、公演ごとに変化するアドリブ部分、その場の空気感など現地でなければ味わえないことがいっぱいあるのだと知りました。
髑髏城(新感線)ワールドに、足を踏み入れたばかりの私ではありますが、その時はぜひ、みなさんと同じ空間で体いっぱいに色んなことを感じたいと思います。

ではまた、次の記事でお会いしましょう。

コメントを残す

ABOUTこの記事をかいた人

ゲームと甘いものがガソリンの20代後半。 北海道在住。最近ADHDと診断される。 落ち込んだり立ち上がったり忙しいので、 雑草みたいな奴だと自分で思っている。